- 洗練された技術で愛車を守る -リボルト高崎

新車購入時のディーラーコーティング

以前ご入庫頂いたレクサスや私の姉のヴォクシー等散々な状態のディーラーコーティングを目にしてきましたのでディーラーコーティングの実情を書かせていただきます。
少し悪口になってしまうかもしれませんね(笑)

私は数年間某コーティングショップに努めておりました。
コーティングだけではなく洗車や板金等、車全般の何でも屋です。
その中でコーティングをメインに作業していて思ったのは「ディーラーコーティング施工率が高いが質が悪い個体が多い」という事です。
ディーラー様のコーティングが悪いとは言いませんが、コーティング施工環境や施工者の技術にばらつきがあるようにおもいます。

新車購入時にコーティングを施工するのはベストです。
意外と高いコーティングでも車のローンと一緒に組めますしわざわざ自分でコーティングショップを探す手間も省けます。

しかし実際はお客様に納車されるまでの期間屋外保管。
汚れたら洗車を繰り返し、やっとコーティング作業に移る為私たちの感覚では絶対研磨が必要になるのですが「新車だから研磨しない」や研磨をしても水垢を落とす程度の磨きがほとんどです。
施工環境もお店によって異なりますが私が知る限り、大体、吹っきさらしの工場の一角で施工されています。
傷を確認するために大切な照明設備は、蛍光灯や水銀灯。工場全体を明るくする事には適してますが、施工するお車のボディーをしっかり照らす事には適しておらず傷の確認が困難になります。
また、ラインから仕上がったばかりの新車でも、細かなキズが無数にあります。塗装ボケ(艶がない部分)もあります。
ディーラーコーティングは下地処理・鉄粉取りはしません。
私が過去に依頼された時は「新車だからしないでくれ」と言われたこともあります。
そのまま、コーティング剤を塗り込み仕上げるのが現状、大半ではないでしょうか!
下地をしっかりと整えないと、コーティング剤の定着が悪く、耐久性が落ち、最悪コーティング自体を弾いてしまい定着すらしないこともあります。

私の場合下請け業者でしたのでディーラー様に言われたら作業しますが実際お客様がお支払になる金額の2割程度の工賃で仕上げます。
10万円のコーティングなら2万円です。
以前の会社で実際に請け負っていた私が言うのもおかしな感じですがそんな金額ではまともな作業は出来ませんし2万円の仕事に2日も3日もかけていられません。約半日で仕上げます。
半日で仕上げたコーティングが綺麗な状態かどうかは実際納車されたお客様の判断ですが、納得出来る仕事ではありませんでした。

納車の日に新車を見て「艶がない」や「傷がある」と思われたお客様もいると思われます。
当たり前です。お客様に納車されるまで、コーティングに関して沢山の問題がありました。

  ①納車までの間、数回の洗車で洗車傷が増える。
  ②どのような場所で洗車をしているか?
  ③洗車時の使われる、タオルの管理(ウエスの使い分け)
  ④新車にでも細かなキズ、塗装ボケがある事。
  ⑤さらに数回の洗車で洗車キズが増えた。
  ⑥施工環境、特殊な照明が備えついていないと、その細かなキズが見えない。)
  ⑦最後にまた、細かく洗車、ゴシゴシ!(洗車キズがまた増える)

ディーラー様にとってコーティングとは、車を買ってもらう為のサービスツールの一つです。
中には8万~9万円もするコーティングを無料で付けますと言う、車を購入して頂くためのセールストークにもなっている事もあります。
とある中古車ディーラー様では10万円のコーティングの原価が700円と聞いた事もあります。
700円ならサービスして下請けに2万円で請け負わせてもあまり負担はないですよね、、、
その時の金額は車の大きさに関わらず研磨とコーティング施工で7000円でした、、、

そしてディーラー様のサービスで私がネックに思うことが3つあります。
①ディーラー様の点検時、車検時の洗車。
②メンテナンスキットに付属するリキッド。
③メンテナンスをしないと来年度の保証が受けられないと言う謎の施工証明書

①黒のボディーは、普通に洗車しただけでも、キズがつきます。
車検、点検時には恐らくお願いしない限り洗車機です。
ディーラー様でコーティングを施工したお客様は「ディーラーさんは完璧」「すべてを丁寧にやってくれる」と思われていると思います。
実際はどうでしょうか?
コーティング未施工車や車の綺麗さを気にしないお客様にとっては良いサービスかもしれません。
しかし綺麗を保ちたいという思いでコーティングを施工したお客様にとっては残念と言うしかないサービスになってしまいます。ボディが洗車キズだらけで帰ってくるわけですから、、、

黒でも新車でも、限られた時間の中、短時間で洗車をし、どのような管理をされているか分からない状況のウエスで洗車をし、仕上げます。
また、洗車場があっても、日々天候や状況は変わります。
真夏日の炎天下では、屋根があってもボディーはすぐに乾いてしまいます。
群馬は特にですが、強風によりホコリや砂が巻き上がり、ボディー上にのってしまいます。(傷の原因)
コーティングを施工するにも、コーティング施工後の洗車やメンテナンスをするにもしっかりと外気をシャットアウトした室内環境で作業する事が、コーティングを施工する立場、お客様の愛車を預かる立場として、大切であり、絶対ではないでしょうか?

②メンテナンスリキッドに含まれる成分・・・・・油分です。
せっかくガラスコーティングを施工したのにお客様に渡すメンテナンス剤は全てがとは言いませんがワックスとほぼ同じです。
ワックスは主成分が油分であり水は弾きますが分子結合が無いため徐々に汚れを抱き込み洗車では落ちない汚れの層としてボディに付着します。
コーティングの知識が無い方には非常に扱いやすくこれが一般的になっていますがそもそも本末転倒になっている感じか否めません。

③これは結構経験されている方も多いと思いますが、3年目の車検時に艶が無くなってきたから保証してと言うと「1年に1度のメンテナンスにご来店頂いていないので保証できません。」と言われます。これも全てのディーラー様で言われるわけではありませんがかなり多いように思います。
1年に1度のメンテナンスを行わないと施工証明書まで失効する事例もあるほどです。
私は不思議で仕方ありません。
5年耐久のコーティングのはずがメンテナンスをしないと施工証明書まで失効する、、、
何のための施工証明書でしょうか?


ディーラーさんが考えるコーティングと、専門ショップの考えるコーティングでは、同じ分類のコーティングでも、求める方向性にちがいがあるのかもしれません。

現在コーティングを検討しているお客様はコーティングショップをお選びになられる際、施工金額も重要ですが、一番大切な事は他にあります。
施工方法、施工手順、施工環境、照明設備、作業環境、ウエス管理、洗車の仕方、その後のアフターケアー、をしっかり聞いてみてください。

リボルト高崎では、時間をかけて常に高いクオリティーを求めて、コーティング施工をさせて頂いております。洗車、施工、引き渡しまで、完全室内作業、完全屋内保管、高輝度LED特殊照明全完備、マイクロファイバークロスの使い分け、その他バフ洗浄器など、専門店ならではの設備、環境を整えております。

施工証明書もメンテナンスの有無にかかわらず1年・3年・5年は失効することはありません。
(全塗装や施工証明書の名義に変更が生じた場合は失効する場合があります。)

メンテナンスリキッドも当店で使用するトップコートを一般の方にでも扱いやすくした同成分の物をお渡ししております。

疑問点や作業場行などの見学等も全てをお客様にご覧いただけます。
是非コーティング施工の参考にしてみてください。

随時、お見積り、お問い合わせ、ご相談、受け付けておりますので、お気軽にご連絡お待ちしております。